冬が旬!50cmオーバーの寒ビラメ釣ったどー!|福井・越前海岸の釣果報告&ヒラメの生態まとめ

冬が旬!50cmオーバーの寒ビラメ釣ったどー!|福井・越前海岸の釣果報告&ヒラメの生態まとめ

ども!12月入ってもまだまだ釣りに心酔中のスキッパーです。

福井では近々寒波がやってきて雪が降るとか降らないとか…。ずっとボウズが続いている新米アングラーとしては精神的にも身体的にもキビシイ状況のなか、長い長いボウズ期間を経てようやく釣果を上げることが出来ました!!!

せっかくなので、釣果報告と共に釣った魚についても深堀りしていこうと思います!

久々の釣果報告!ヒラメが釣れたよー!

久々の釣果報告!ヒラメが釣れたよ!
脂がのってる寒ビラメ!53cm!

ドーーーン!!!!53cmのヒラメです!!嬉し過ぎるので、たぶんこの記事内で何回も言います(笑)

まずは情報提供からいってみましょー!

天気・潮汐・時間

まずはその日の環境から。

潮汐ナビのキャプチャ

天気:晴れ
気温:明け方2度、後に14度
潮汐:長潮
釣行時間:7時~10時
釣り上げた時間:9時30分、9時40分

ヒラメを釣り上げたポイント

スキッパーは福井県民なので、もっぱら越前海岸で釣りをします。今回は、福井県越前町にある有名な釣りポイントで「黒崎」「おこのぎ」と呼ばれているエリアに行きました。

このエリアは水深が深い磯場が多く、晩秋~冬は、チヌ・グレ・サヨリ・マダイが釣れるポイントです。磯場なので、根魚も狙えます。

仕掛け・装備

当日使っていたタックル

ロッド

ダイワ(DAIWA) シーバスロッド スピニング ラテオ 96M・Q

前は同メーカーのシーバスロッド「レイジー」を使っていましたが、根掛かり対応で大ボケかまして折っちゃっいました(笑)今回使っている「ラテオ」の方がレイジーよりもショアジギング寄りのモデルで、遠投性が強化されてます。50gまでのメタルジグをかっ飛ばせるスペックがあるので、こちらを選びました!

リール

ダイワ(Daiwa) スピニングリール 4000 カルディア(2018) LT4000-CXH

釣り始めるときにパイセンにお勧めされたリールです。シーバス・中型の青物くらいは余裕でイケる!との事だったので、大は小を兼ねる的な発想でこれに決めました。お金払った後に「いきなりこのレベルのリール買うやつはなかなかいない」と言われたことは一生忘れません(笑)

ラインシステム

Peライン6本巻き1.5号くらい+ショックリーダー

こちらも釣り始める時にパイセン指導の下購入したため、細かなメーカーなど覚えておりません(笑)

ルアー

パイセンから譲ってもらったメタルジグ(50g)

パイセンがくれたジグです。昔結構釣れたからシール貼りなおして使ってたらしいのですが、なぜかくれました。ボロボロでも釣れる事が証明された!

釣具屋うろついてたら貰ったルアーと同じものを発見しました!即買い!(笑)

釣り方・状況など詳細

ちょっと寝坊して朝マズメを逃す&先端のベストポイントを他のアングラーに取られるアホなスキッパー。しょうがないので、しばらく近くでジグ投げながら様子をうかがっていました。

付近のアングラーは先端組を含めて全然釣れてなさそうな雰囲気。内海挟んで向かいにある「黒崎」の一級ポイントでコマセを遠投しているベテランそうなアングラーも当たりなし。

すっかり日が昇った8時頃、先端組が諦めてタバコ吸いながら帰っていきました。晴天で比較的波が穏やかなほのぼのした天気。。。正直期待薄だったのですが、せっかく早起きしたし勿体ないと思ったので先端にてトライ!

海藻を釣りまくること1時間半。「いい天気だなー」と日向ぼっこしながらグダグダとテトラに寄りかかってジグを投げていると、2km先ぐらいの沖で大きなナブラと鳥山発見!遠すぎて届かないのですが、この天気・この時間帯でも青物が近くで回遊していそうな雰囲気を感じれたので、少し期待度UP。

色々とルアーを変えながら試してたけど、「やっぱジギングが楽しい」という理由で40gのメタルジグに変えて、基本通りにボトムから攻め直すことにしました。

この辺りはかなり水深が深いらしく、40gのメタルジグでそこを取るまで30秒以上かかりました。底を取ってワンピッチジャークで10回ほどシャクって再び底までフリーフォールさせるのを繰り返していると、フォール中にビクンとアタリが!!

テッテレー!小さなカサゴちゃんGET!!

テッテレー!小さなカサゴちゃんGET!

かれこれ1ヶ月ぶりの釣果だったので、10cmくらいのカサゴちゃんでも感動!根魚は成育に時間がかかるので、未来を思ってすぐにリリースしてあげました。

ちょっと満足して帰ろうかと思ったのですが、せっかくだからキリのいい10時までは投げようかなと思って再開。マジでナイス判断でした。

カサゴちゃんをリリースしてから、3投目。ボトムを取って10回シャクって、はいフリーフォール…させ始めた瞬間、「ズン」という感触が!(ボキャブラリーなくてすんませんw)

ロッドの先がグンとひん曲がったので「きた!これが青物のアタリか?!(←釣った事ない)」と頭をよぎりましたが、そこからはあまり引かない。。重い何かをグイーっと引っ張る感触で寄ってきます。

「え?まさかデカイ海藻?」と思って竿を立てると、確かに何かがクイクイっと動く感覚はあって、右へ左へ寄れていきます。残り20mくらいまで来たところで魚影を確認!ヒラメだ!さすがに足元まで来るとかなりの引きがきました。

慌てて2日前に届いたばかりの新品ランディングネットをセットし、ランディング。4mのランディングネットは扱いが難しく、なかなか入れられずにテトラの中に入られそうになったり、リーダーがテトラにこすれてヒヤヒヤしたりしながらも、たまたまヒレがネットに引っかかっのでそのまま取り上げ成功!!

ついにやりました!メジャーとか測りはまだ買ってないので、帰って測ってみたら53cmというなかなかの大物!!天然物の証の斑点模様と真っ白な裏腹(後で詳しく紹介します)!サイコーでした!

ストリンガーに掛けて駐車場まで戻る際中、子連れの釣り人や漁港にいたおじいちゃんから暖かい賞賛のお言葉を頂戴することが出来ました。

捌いて食す!

調理段階の写真を撮るのをすっかり忘れてしまいましたが、自分で捌いてお刺身と漬け丼にしました。

ヒラメって捌きやすいですね!5枚おろしにしましたが、骨に沿って包丁を入れていくだけで中骨が残ることなくキレーに身を取る事が出来ました!

寒ビラメ、脂がのってて肉厚でサイコーでした!ぜひまた釣りたいです!

今回学んだこと

  1. ちょっと寝坊したからといって釣り自体を諦めない、強い心w
  2. ワンピッチジャークはボトムをしっかり探ること
  3. やっぱりフォール中に食ってくることが多いことを再認識
  4. 10cmくらいの小さなカサゴでもでかめのジグに食いつく
  5. ヒラメは捌きやすいし、めちゃくちゃ美味

こんな感じです!また釣りにハマってしまった!!

今回釣り上げた「ヒラメ」について色々と調べたので、ヒラメについての記事も書こうと思います。とりあえず今日はここまで!

ヒラメについて調べたことをまとめました!

ヒラメについて調べたよ

スキッパーは昔、乗用馬の調教をしていました。調教の本質は、馬の本能や習性を上手に利用することにあります。そして、それは釣りにも共通するとスキッパーは勝手に思っています。いや、絶対そう!

なので、「また釣りたい!」と思った魚は生態をしっかり調べることにしています。(←え?基本?!w)

ヒラメってどんな魚?

ヒラメは、北海道から九州まで日本全域に生息しています。なので、魚の中でもけっこうポピュラーなのではないでしょうか。

淡白な白身が美味で、高級魚として料亭やフランス料理などによく用いられるそうです。身近なところでいうと、お寿司のネタのひとつ「エンガワ」は、ヒラメのヒラヒラ部分を使ったお寿司です。(回転寿司の縁側は偽物らしいですがw)

ヒラメとよく混同しちゃう魚にカレイがいます。というか、パッと見ではどっちがどっちかよく分かりません(笑)どちらも平べったくてよく似てますもんね。

簡単に見極める方法として、目を上にして置いた時に「左ヒラメ右カレイ(左向きがヒラメで右向きがカレイ)」となります(稀に逆もいるんだとか)。正確に見分ける方法は口元を見ることです。ヒラメは大きくて鋭い歯がびっしりならんだ大きな口をしているのに対し、カレイは歯が小さくおちょぼ口。口だと正確に見分けられますね!

ちなみに、ヒラメは生物分類学上「スズキ系カレイ目カレイ亜目ヒラメ科ヒラメ属」に属しています。つまり、カレイとヒラメは親戚!

ヒラメの生態

ヒラメは基本的には海底で生活していて、頭上を通るベイトを捕食します。あの平べったい形状は、海底にへばりついた時に頭上を通るベイトを見やすい様に進化したんですね!

ちなみに、ヒラメはカメレオンのように砂の色に合わせて体の色を変化させられる能力を持っています。

釣ってみて初めて分かりますが、かなりイカツイ顔をしてます。というのも、意外と獰猛な性格をしているフィッシュイーターなのです。よく見るイラストとは大違い(笑)

常に海底の砂に紛れて待ち伏せして捕食するイメージが強かったんですが、海面までベイトを追いかけて捕食するそうです。しかも追い食い(捕食に失敗しても追いかけて再度捕食する行為)してくるレベルです。

捕食シーンから分かるアワセやルアーの動かし方

捕食シーンを調べると、Youtubeでいっぱい上がっていました。ルアーの動かし方の参考になるので、いくつか抜粋します!

待ち伏せ捕食編
泳いでる時に急にアタック編
しつこく追ってくる編

動画を見てもらえば分かるように、神業的な速さで捕食してきますね!いくつかの動画をよく観察していたところ、以下の点に気付きました。

1.瞬時に浮き上がって捕食する(ヒラメより上のベイトに反応する
2.ヒラメはベイトを後ろから捕食する
3.ベイトが大きい場合は、一旦噛みついて弱らせてから丸飲みする
4.ヒラメはけっこうしつこく追ってくる(笑)

動画で捕食するシーンを見ると、ルアーを動かすときのイメージが湧きやすい!フォール中やワンピッチジャークの合間に食ってくるかもですね!

ちなみに、3の「一旦噛みついてから丸飲みにする」は、生きエサ釣りの場合に重要らしく、「ヒラメ40」という言葉があります。アタリがあったら即合わせるのではなく、40秒ほど食わせてから合わせるといいよ、という格言です。

ヒラメが活動する時間帯

基本的には夜行性らしいです。なので、他の魚同様、朝マズメや夕マズメが一番の狙い目です。ただ、昼間にも捕食活動を行っています。スキッパーも日が昇ってから釣りました

ヒラメの生息域

北海道から九州まで沿岸各地に生息しています。水深50cm~200Mくらいの水域で活動しています。砂泥地に主にいるイメージですが、磯場でもよく釣れます。スキッパーも磯場で釣りました。

ヒラメの体長

大きいものは1Mほどのサイズにもなるようです。このレベルのサイズのヒラメは水深の深いところに生息していることがほとんどなので、オフショア(釣り船)からの釣りじゃないと狙えません。

ショア(おかっぱり)から狙えるサイズは、大きくて60cmくらいだとか。スキッパーは53cmのヒラメを釣ったので、かなりいいサイズだったんですね!嬉しい!

ちなみに、80cm以上を「ランカーヒラメ」や「座布団」、40cm以下の小さいものは「ソゲ」と呼ぶそうです。

ヒラメのシーズン

ヒラメは年間を通して狙うことができるようです。

春(3月~5月)はヒラメの産卵シーズンです。

産卵のため大型が接岸してくるとのこと。ただ、水温の上昇に伴う赤潮や安定しない海況により最も釣りにくいと言われています。難しいと言われると釣りたくなりますね(笑)

夏(6月~8月)は、ヒラメが好む20℃前後の海水温となりヒラメも活発に動くシーズンです。

ただ、そうは問屋が卸さない…(笑)夏のヒラメは「猫跨ぎ」と言われており、猫すらも相手にしないほど味が落ちると言われています。とはいえ、福井県沖は比較的水温低めですし、そこまで不味くならないのでは?と思っています。釣って食べて検証してみたいですね!

秋(9月~11月)はヒラメも本格シーズンです。

海釣りの最盛期で、ヒラメや青物などを狙いに多くのアングラーがポイントにぎっしりと並びます。そういう意味で、場所取りが難しいかもしれませんね!

冬(12月~2月)はヒラメが最も 美味しくなるシーズン=旬です。

「寒ビラメ」と呼ばれ、肉厚で最も脂の乗ったヒラメを味わえます!しかし、水温が低くて活性は低いらしく、釣りにくいシーズンでもあるとのこと(笑)まぁ冬は狙える魚が他のシーズンより少ないので丁度いいですよね(笑)

天然ヒラメと養殖ヒラメの違い

これも釣ってから知ったのですが、天然ヒラメと養殖ヒラメはパッと見で区別できるそうです。天然と養殖の違いは、表と裏の柄で分かるそうです。

天然の場合は、表面に斑点がハッキリでていたり、縞々模様が付いています。裏側は真っ白です。

養殖の場合は、表面にあまり柄がでないようです。裏側は、茶色っぽいというか、くすんで汚れているような色が付いています。

もしヒラメが釣れたら柄をよく観察してみてください!